烏骨鶏を孵化させて、毎朝、卵かけごはんを食べよう

烏骨鶏を孵化させて、毎朝、卵かけごはんを食べよう

先日、息子が冷蔵庫に入っていた卵をコタツの中で温めていました。

話を聞けば、ピアノのハロウィンパーティーでゲームをして、お友達がおもちゃの卵みたいな賞品をもらってて、息子も欲しかったみたいです。9

それで、おもちゃじゃなくて、本物の卵を育てて孵化させたいと思ったようで。

お店で買った鶏の卵は、温めても孵化しないこと、うずらの卵だったら孵化するかも、生まれたヒナは初めてみた動くものを親だと思うことなどを話していると、息子の目がどんどん輝いてきました。

せっかく興味を持ったし、飼うなら、うずらじゃなくて、ニワトリにしようと思います。

 

そこで、息子と二人で

烏骨鶏を孵化させて、毎朝、卵かけご飯を食べよう

と目標を決めて、準備を始めました。

烏骨鶏について

烏骨鶏はニワトリよりも小さく、羽毛はモフモフの綿毛になっています。かわいい。

そして、卵は1個500円の高級品で、ニワトリの卵よりも栄養価が高いようです。

ニワトリは年間300個の卵を産みますが、烏骨鶏は年間50個だけです。

毎朝、卵かけご飯を食べようとすると、7羽も必要になってきます。
卵の孵化率は、5割程度ですので、卵は20個は必要。

孵卵器の制作に必要な物

卵から孵化させるには、温度を37.4度に維持して、21日間温め続ける必要があります。

メスが多く産まれてほしい場合は、36,7度に維持すると良いみたいです。

そして、卵を1日に最低4回、90度回転させる、転卵という作業をしないといけますせん。

これは、胚が卵の内側にくっついてしまわないように、数時間おきに卵を回転させます。

親鳥は、くちばしを使って上手に卵を回転させています。

卵を孵化させる装置が売っていますが、2万円もして高いので自分たちで作ることにしました。

買うものは

⑴電球(保温用)2500円
⑵サーモスタット(温度管理用)2000円
⑶デジタル温度計 600円
⑷湿度計 100円
⑸発泡スチロール 0円

上記のものをamazonで注文しました。

届いたら、孵卵器を制作して、烏骨鶏の有精卵を購入します。

うまく作れるかな。

子供のなんで?にどう答えるか

5、6歳の子供は、親に「なんで?どうしてそうなるの?」と本当に毎日何回も聞いてきます。

その都度、なるべく丁寧に答えようとしていますが、うまく伝わらないことも多くあります。

来年は、もう小学生。

これからは、自分で体験して答えを探し出す力をつけていってほしいと思います。

烏骨鶏の孵化から、卵かけごはんを食べるまで体験することで、たくさんの「なんで?どうして?」の答えを自分で見つけて、喜びと感動を経験してほしい。

そんな想いで、烏骨鶏を育てることにしました。

卵の孵化に挑戦

3月29日 1日目 烏骨鶏の卵を温めはじめました。

息子も春休み中ですので、烏骨鶏の卵の管理をお願いしました。

卵は全部で12個購入し、卵の保温容器は、発泡スチロールではなくビニール製のクーラーボックスを使用します。

クーラーボックスの中に、保温用の電球と温度計をセットして、36〜38℃に温度を保てるようにサーモスタットも取り付けています。

4月3日 6日目 検卵1回目

 

6日目に卵をライトで照らし見てみると、卵の中に細い血管が広がっているのが確認できました。

卵を温めるだけで、細胞分裂が始まり体の器官がどんどんと作られていきます。

一緒に観察した息子も、目をキラキラ輝かせながら喜んでいました。

 

4月7日 10日目 検卵2回目

10日目になると、更に血管が広範囲で複雑に広がり、黒い眼も確認できました。

12個の卵のうち3個は無精卵だったようで成長が確認できなかったので、残念ですが廃棄する事にしました。

 

4月20日 23日目 孵化

とうとう、ヒナが生まれました!

生まれたばかりのヒナの姿は、体に比べて足が太く爪も鋭く尖っており、図鑑で見るような恐竜そのものでした。

 

生まれてから1日過ぎると、タンポポの綿毛のようにふわふわの羽毛になりました。

かわいい。